ゆでたまご

道を歩いていると、露店が出ており、のぼりには「ゆでたまご」と書いてあった。
ゆで卵の屋台とは珍しいと思い、覗いてみた。
ドラム缶くらいの鍋に湯を沸かし、その向こうでお爺さんがにこやかに笑っている。
「ゆで卵ひとつ」というと、お爺さんはやおら鍋の蓋を取った。
大量の湯気があふれ出て、湯気の合間から見えたのは「茹でた孫」・・・。