アレルギー性鼻炎

14歳のある日、前日までなんともなかったのに、突然くしゃみ鼻水が止まらなくなった。
母もアレルギー性鼻炎だったため、おそらくそうだろうと耳鼻科に行ってみると、見事にアレルギー性鼻炎になっていた。何に反応してアレルギーを起こしているのか検査するため、数種類の検査薬を注射し、結果、ハウス・ダスト、コナダニ、カビ、ブタクサの花粉の四種類が原因だった。
今の季節はスギ花粉症が多いが、スギ花粉の時期は短い。ブタクサは2月〜11月に花粉が飛ぶし、残りは一年中である。
最初は通院し、病院の薬を使っていたが、テストの時など、病院の薬では効き目が弱すぎて鼻水が止まらない。そこで市販の「ベンザ鼻炎用カプセル」を服用するようになった。それと共に病院にも行かなくなった。
「ベンザ鼻炎用カプセル」は副作用でかなり眠くなるし、喉もカラカラに乾き口の中が苦くなった。それでも鼻水の辛さに比べればましだった。
平常時でも鼻水がでるのだから、風邪のときなどはもっとひどかった。そんなときは一回1カプセルなのに、2カプセル飲んだりしていた。
鼻水、くしゃみの苦しみのため、毎日服用を欠かすことはできなかった。
それから10年、毎日飲みつづけたある日、ふと服用を止めてみたらどうなるかなと思って、止めてみると、鼻水もくしゃみも出なかった。なんと治っていたのである。
しかし、治った理由が薬のおかげなのか、なにか他の原因で体質が変わったためなのかはわからない。