クリスマス

去年までのクリスマスは何だったのだろう?
子供の頃からただプレゼントを貰えるだけの日で、
大人になってもイルミネーションやらテレビの
クリスマスの番組やらで、何となく楽しい感じの
日でしかなかった。
それが、今年は違う。一年のうちで重要な意味を持つ
日になった。
それは四月から教会に通うようになったからである。
来年の三月に洗礼を受けるべくキリスト教講座に通う
求道者になり、初めて迎えるクリスマス。
昨夜のクリスマスのミサに行く途中、ただの浮かれた
イルミネーションを観に出かけるカップルを横目に
中身のないクリスマスを空しく過ごすことに、少し憐れみ
を感じた。
キリスト教徒になれば、これほど嬉しい日に変わるのだと
言うことを実感している。