オヤジギャグ

最近では駄洒落のことをオヤジギャクと言って蔑まれる傾向がある。
日本語は同音異義語が多い言語だから、小さい子供でも簡単に駄洒落を見つけられる。万葉集などの短歌でも「掛詞」と言ういわば駄洒落が織り込まれていた。
同音異義語の少ない言語の国や地域では、駄洒落が高度な言語遊戯として文学の一分野として地位を占めている。
小学生の頃、友人と駄洒落合戦をしていた。今にして思えば、ストレートに駄洒落をおかしがっていたのではなく、くだらない駄洒落を連発し、「何故、そんなくだらない駄洒落を、そのタイミングで連発するのか?」と言うあまりのくだらなさをおかしがっていた。
同音異義語を連想していくことを考えると、駄洒落をオヤジギャグを侮ってはならない。日本語の語彙を豊にするためには重要な遊びだろう。