涼しくなってきた

漸く涼しくなってきて、これからは一雨ごとに涼しくなりますでしょな。
秋と言いますと、運動の秋、読書の秋、芸術の秋、羽野晶・・・。
中でも楽しみはやっぱり食欲の秋ですねな。茄子、秋刀魚、松茸、梨、栗とどれもこれもたまりませんなあ。秋の味覚の王様といえば松茸。なんでも、松茸と言うのは赤松の周りの地面に生えるんやそうで、木に直接生えるキノコとは違うて、栽培が難しいんやそうで。しめじなんかも同じ生えかたで、栽培は出来んのやそうで、スーパーなんかで売ってるブナシメジたらホンシメジと言うのは、ほんまは別のキノコなんやそうで。そのうちブナ松茸とか、ホンマツタケなんちゅうようなもんも出てくるんでしょうな。
えー、ある二人連れが山にキノコでも採りにいこうかと言うことになって、山へ参りました。独りが
「おまはん、キノコには詳しいんかいな?ワシはよう判れへんから、毒キノコなんか採ってしもたらえらいことやで」
「なんやそんなことかいな。それなら大丈夫や。簡単な見分け方があんねん」
「ほう、どんな方法や?」
「キノコ見つけたらこうキノコに言うねん。『ちょっとそこ邪魔やで』」
「なんでそんなんで判んねんな?」
「そうない言われて、どく(避ける)キノコが『どくキノコ』や」